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インプラント 治療費

インプラント人工歯根の歴史をみると失った歯を人工材料で補う試みは古くから行われてきた。上顎骨に鉄製のインプラントが埋まった紀元2世紀から3世紀の古代ローマ時代の人骨が発見されており、このことはすでにインプラント治療が試みられていたことを示している。5世紀のマヤ文明の遺跡で発掘された下顎骨には天然の抜去歯2本と貝でできたインプラントが埋まっており、歯石がついている事からかなり長期に機能した事を示しており世界で最初の実用に耐えたインプラントだと考えられている。日本においても16世紀の木製の総義歯が残っており、すり減り具合からこの義歯が長年使用したことが推測されている。お薦めのインプラント情報はこのサイトでも紹介しています。

経年的にロストする一番の原因が感染である。予防には定期的な検診、ケアが有効。主にチタンでできているインプラント自体は半永久的とも言える長さでもつものであるが、それを受け入れる人体の方は感染等のリスクに常にさらされ、また経年的に変化する有機体である。「インプラントはどのくらい持つのか?」という命題に対しては平均的なデータは存在するが、すべての人が平均寿命まで生きる事ができないのと同様にあくまで個人の遺伝的性質、ライフスタイル等に大きく左右される一人一人異なるものだという理解が手術を受ける患者サイドもにも必要である。

すでに動揺し咀嚼機能を失った天然歯の保存をいたずらに図るあまり、歯周組織破壊の進行を極限まで放置して、インプラント治療が可能な機会をみすみす逸するケースも多く見受けられる。この点は、現在の歯科医師側ならびに患者側双方の認識を改める必要がある。現在のチタン製インプラントは生体適合性も高く、天然歯の機能をほぼ完全に代替するものである。これに代り将来再生医療の進歩により臨床応用可能な歯の再生が可能になるとする向きもあるが、未だ研究段階であり臨床応用されるまでには様々な問題を解決しなくてはならない。

ナソロジー的な咬合の考え方として前歯は臼歯が完全に沈下した時点で初めて前歯部が接触する咬合の付与が推奨されている。臼歯部の歯根膜による沈下量は前述の通り30μmであるため上下歯で合計60μmとなるが、前歯部にも当然歯根膜があるため補正され、天然歯の場合は臼歯が軽く咬み合う際に前歯部は30μm離開している事が望ましい。一方でインプラントの場合は歯根膜がないため前歯部の調整の際は60μmの離開量が必要となる。インプラントを臼歯部で3本並べて配列する際、一本を2~3mm横にずらして配列するとベクトルが分散され水平力が20~60%軽減するという報告がある。この配列方法の事をオフセット配列と呼ぶ。

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